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土と水と風と火、そして人の魂が作り上げる名品、陶磁器。
その中の一つである、「井戸茶碗」を
現代に再現した「最後の朝鮮の陶工」
チョン・ハンボン(千漢鳳、号・陶泉)氏と
彼の次女であり後継のチョン・キョンヒ(千慶姫)さん。
「井戸茶碗」を完全に再現するため、
また技術を次代に引き継ぐために
師(父)と弟子(娘)、二人の魂を込めて
今日も登り窯に火がいれられる。
本作品では70年もの間伝統の茶碗を作ってきた
陶泉チョン・ハンボン先生の一代記を記録することで
一人の芸術家の消えない魂の火を表現しています。
作品を通じて、一生涯において伝統陶芸を再現してきた
一人の陶工の素朴な人生とそこから見える陶磁器の芸術
性を感じていただければと思います。
また、父と娘でありながら師匠と弟子でもある
チョン・ハンボン、キョンヒ両氏の日常を描き、そこから
浮かんでくる伝統を受け継ぐことの意味と無形文化の伝承
の重要性も伝えていければと考えております。
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